iOS 15 × AirPods Pro で空間オーディオの世界を拡げよう!
こんにちは、カナスケです。
2021年9月21日よりiPhoneの新しいOS、iOS 15がリリースされました。
今回のアップデートも内容はかなり充実しているようですが、僕が注目しているのは「空間オーディオ」に関する機能の追加です。
AirPods Proで体験できる空間オーディオをより楽しむことができるようになったiOS 15でのアップデート内容についてまとめてみました。
空間オーディオを楽しむにはAirPods ProまたはAirPods Maxが必要
まず大前提として、空間オーディオ機能は「AirPods Pro」と「AirPods Max」にしか対応していません。
上記2つのデバイスの中でも、AirPods Maxは定価が約7万円と非常に高価で、手を出しづらい価格です。
AirPods Proはカナル型イヤホンでサイズも小さく、定価は3万円弱と他のメーカーのハイエンドモデルと同等の価格で購入できるためオススメです。
AirPods Proについてレビューした記事も合わせてご覧ください。
関連記事:AirPods Proの便利機能!他のワイヤレスイヤホンと差別化すべき理由【レビュー】
iOS 15で強化された「空間オーディオ」
今年の夏にはNetflixのアップデートで映画、ドラマ、アニメを空間オーディオで見られるようになりました。
Apple Music、Apple TV+に次いで正式に空間オーディオに対応したコンテンツです。
空間オーディオの魅力の一つとして、「ダイナミックヘッドトラッキング」機能があります。
これは音が出る位置をデバイスのある方向に固定し、頭の動きに合わせて音が聞こえる方向を調整してくれるというものです。
簡単に例えると、
iPhoneを自分の真正面に置き右を向くと、左から(iPhoneがある方向から)音が聞こえる
のです。もちろん逆も然り、なんなら上下にも対応しています。
これまでダイナミックヘッドトラッキング機能に対応していたのはApple Music、Apple TV+、Netflixのみでした。
しかし、iOS 15ではこのダイナミックヘッドトラッキング機能を、全ての映像・音楽コンテンツで擬似的に体験できるようになりました。
これによりYouTubeでも空間化された音響を楽しむことができるようになりました。
まさに神アプデです。
関連記事:【神アプデ】Netflixと空間オーディオの組み合わせが最強すぎる。
擬似的に空間オーディオを体験するための設定
擬似的な空間オーディオを体験するためには、「ステレオを空間化」をオンにする必要があります。
以下の手順でいつでもオン/オフが切り替えられます。
① AirPods Proを接続した状態でコントロールセンターを開き、音量アイコンを長押し
② 画面下部の「ステレオを空間化」をタップ
空間オーディオヘッドトラッキングの設定
ダイナミックヘッドトラッキングは、デバイスのある方向から音が聞こえてくるようにする機能なので、例えば音楽を聴く際にiPhoneをバッグにしまうとバッグの中から音が聴こえてくるなんてことになります。
音楽を聴く際はこの設定をオフにしたい!という場合は、以下の設定でビデオのみに適用させることができます。
設定>アクセシビリティ>AirPods
こうしておけば、YouTubeを見てるときは画面の方向から音が聞こえ、音楽を聴いているときは通常のステレオサウンドが空間化された音になって聞こえるようになります。
「ステレオの空間化」のちょい残念な点
Apple Musicの一部楽曲やNetflixなど、元々空間オーディオに対応しているコンテンツと比較すると、やはり音質は劣ります。
あくまで”擬似的に”空間化させるものですので、Netflixで映画を見ているときのような圧倒的な臨場感までは再現が難しいのかもしれません。
音質と精度については、今後のアップデートに期待しましょう。
iOS 15にアップデート可能なiPhone
iOS 15にアップデートすることができるiPhoneは以下の通りです。
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone Xs
- iPhone Xs Max
- iPhone Xr
- iPhone X
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
- iPhone SE(第1世代)
- iPhone SE(第2世代)
アップデートにはiPhoneデバイスに約3GBちょっとの空き容量が必要です。
十分な空き容量を用意してアップデートしましょう。
また、iOS 15にアップデートした後はOSのダウングレードが出来ませんので注意しましょう。
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